愛知県常滑市の TOKONAME STORE にて販売をしている「かめパン」のロゴとパッケージのデザインを担当しています。 ちいさな甕でパンを焼いてつくるかわいらしいパンですが、かわいらしさと共に今の日本の生活の中における甕の存在を意識し、そのあり方を考え、更新するプロジェクトでもあります。ロゴのデザインは、なんといっても特徴的な甕に入って焼かれたパンの姿を素直に図案化しています。素朴で素直、過剰ではなくちょうどよい姿を考えたデザインです。 CL : TOKONAME STORE Artdirection : Tomohiro Okazaki Design : Karen Nakajima
JAGDA(日本グラフィックデザイン協会)の会員向けのイベントのためのロゴデザインおよび、ロゴモーションを担当しました。「で」と「デ」が回転機構により入れかわり続けるロゴデザインです。 CL: JAGDA
HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE SPRING SUMMER 2022 COLLECTION が PARIS MEN’S FASHION WEEK にて発表した映像ショーの告知グラフィクと、ティザー映像のデザインを担当しました。 印刷物と映像を等価値に捉えて、印刷の色校正の余白いっぱいにアニメーションの図版を印刷し、その印刷物を撮影して時間軸上に並べることで動画と印刷物のデザインを同時に制作しています。主役である本編の映像を期待させる、必要情報要素のみに抑制を効かせた告知のデザインです。 https://www.isseymiyake.com/ja/news/7887 CL : ISSEY MIYAKE Graphic design & Motion Design : Tomohiro Okazaki Sound design : Tokuro Oka, Kousuke Anamizu
2021年4月より開設された、子供たちが科学や数理、自然から学び創造するための施設「AkeruE(アケルエ)」のロゴおよびVI計画のデザインを担当しています。 ひとつの大丸と五つの小丸で構成された回転構造を持つロゴです。小丸の決まり位置は自然や数理の中から発見される幾つかの角度(地球の軸の傾き、水分子の結合角度、黄金比、正三角形の内角)に基づいています。子どもたちが創造するために駆動する抽象的なマークになってほしいなと考えています。 ロゴデザインは、空間にて展開する様々なグラフィック要素へもその構造を応用しながら展開されます。施設の各エリアを示すマークやピクトグラム・サインなどの要素のデザインにも「まる」を構造的にもつグラフィックを空間を構成する様々なマテリアルに載り展開しています。ポスターや交通広告、スケッチブックなどの印刷物では、「まる」に様々な色を与えた活動的な印象を、ミニマムな平面造形の中で使用しています。要素としてはシンプルですが、それらが反復/構成されることにより単純には捉えきれない好奇心の可能性を感じられるようデザインされています。 client : Panasonic total direction : Loftwork logo design art direction + design : Tomohiro Okazaki logo concept movie art direction + design : Tomohiro Okazaki motion graphic : Yo Nishimoto sound : Tokuro Oka + Kosuke Anamizu (master) graphic design art direction + design : Tomohiro Okazaki
緒方壽人さんの著書「コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ」の装丁を担当しました。 コンヴィヴィアルという概念に呼応するようにデザインしました。人間にとって過剰すぎもせず機能しないほどでもなく、ちょうどよい人とモノとの関係を考察した本です。 表紙のグラフィックはこの本で論じられている「二つの分水嶺」の可視化で、一見パソコンで描画されたかのように見える色面は、アナログに色紙を切り抜き、それを空間に構成して撮影した写真です。このコンヴィヴィアルという概念と向き合うと、デザイナーとしてこれからどのようなデザインをしていけばよいのかについてを考える豊かさに触れる気持ちがあらたに生まれました。 著者 : 緒方壽人 編集 : 村田純一、宮本裕人 写真 : Gottingham CG制作 : カズ・ヨネダ、橋本健一 発行 : BNN
神奈川県三浦市の移住情報冊子「MIURA」の表紙・カバーのデザインを担当しました。 メインのイラストレーションはNoritakeさん。遠くから一目見たときの印象と、本棚で長い間とっておくときの佇まいを両立させる点を念頭にデザインしました。なんでもない日常の空気と、ちょっとだけ嬉しい気持ちの間のようなデザインです。 発行 : 三浦市 企画・編集・制作 : アタシ社 表紙イラスト : Noritake 表紙デザイン : 岡崎智弘 本文デザイン : アタシ社 撮影:小野田陽一 中面イラスト : 坂本いくこ 中面マンガ : 大橋裕之 編集協力 : 青葉薫、古矢美歌
東京都現代美術館での展覧会「おさなごころを、きみに」展の告知グラフィックを担当しました。この展覧会の会期は2020年7月18日〜9月27日。新型コロナウイルスの影響下で準備・開催された展覧会であるため、新しい告知デザインの様式も含めて取り組みました。 まず通常A4サイズであることが多い展覧会のリーフレットの大きさを再検討し、公共空間でのリーフレットへのアクセスよりも、郵送での展開に順応した定形郵便で送付できる小さなサイズの中でプロポーションを再設計しました。サイズを小さくした分リーフレットは二つ折りの形式で情報を構成、招待券は通常はお財布に入るような小さなサイズですが、持ち運んでいる際の少しだけ特別な招待感であったり、手に持ち受付でやりとりする風景を想像し、通常より大きなサイズかつ、リーフレットと同寸法としました。招待券はリーフレットに挟み込んで送付できる仕様です。 ポスター、リーフレット、招待券共に色校正のやりとりが最小限のプロセスで収まるよう、特色黒一色の仕様に。真っ白い紙地に、強い黒のインクだけで印刷をすることで、「おさなごころ」の純真さをイメージしました。 また、余白は周辺環境の中でグラフィックが独立して伝達される機能となっています。 メインビジュアルのイラストレーションはNoritake氏。ビジュアルと文字情報との関係性を検討しつつ、掲示空間で独立した記号性を保つ為、余白をたっぷりと持ちながら、まるい顔に対して四角にぎゅっと収めて文字情報をまとめる構造を設計しました。 また、オンライン・オンスクリーンでの告知機会のウェイトが大きくなった状況下で、 モーションフライヤーへとグラフィックデザインを応用した展開も企画しました。 client : 東京都現代美術館 illustration : Noritake graphic design : Tomohiro Okazaki
21_21 DESIGN SIGHT にて開催された展覧会「虫展 -デザインのお手本-」の告知グラフィックと展覧会の展示構成を担当しました。 虫は我々人類よりも遥か以前から地球に存在する生き物です。 壮大な時間を経て種を繁栄させていきた虫をデザインの目線でお手本にし、 そこからあたらしいデザインの豊かさを探ろうとする展覧会です。 メインビジュアルの昆虫は、小檜山賢二氏による写真作品です。 主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団 後援:文化庁、経済産業省、港区教育委員会 特別協賛:三井不動産株式会社 協賛:株式会社TSDO 協力:株式会社ストラタシス・ジャパン、九州大学総合研究博物館、キヤノン株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社 展覧会ディレクター:佐藤 卓 企画監修:養老孟司 展示構成、グラフィックデザイン(告知):岡崎智弘 企画協力:小檜山賢二、福井敬貴、丸山宗利 グラフィックデザイン(会場):向井 翠(TSDO) 会場構成:五十嵐瑠衣 テキスト:角尾 舞 企画監修協力:足立真穂 参加作家: 阿部洋介、石黒 猛、岡 篤郎+小林真大、隈研吾建築都市設計事務所+アラン・バーデン/江尻憲泰/佐藤 淳、小檜山賢二、鈴木啓太、中野豪雄、長谷川弘佳、パーフェクトロン、三澤 遥(日本デザインセンター)、水江未来、向井 翠(TSDO)、村山 誠、藤田すずか+宇野由希子+阿部憲嗣、山中俊治+斉藤一哉+杉原 寛+谷道鼓太朗+村松 充、吉泉 聡(TAKT PROJECT)、脇田 玲 展示監修・協力: 野村周平(国立科学博物館)、小島弘昭(東京農業大学)、奥山清市、長島聖大、槐 真史、新里達也(株式会社 環境指標生物)、Institute of Plastination、佐々木正人(多摩美術大学)、針山孝彦(浜松医科大学)、平井文彦(Tokyo Bug Boys)、村上貴弘(九州大学決断科学センター)、新山龍馬(東京大学)、若原弘之 21_21 DESIGN SIGHTディレクター:三宅一生、佐藤 卓、深澤直人 アソシエイトディレクター:川上典李子 プログラム・ディレクター:前村達也
PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE のシーズンプロダクトのための店頭映像を設計しました。 GLASS COLORS というプロダクトラインです。 子供の頃の童心に帰るような、意味を持たない色と素材と動きが散りばめられた映像です。 映像はこちらから client : ISSEY MIYAKE movie art direction + design : Tomohiro Okazaki sound : Tokuro Oka + Kosuke Anamizu dm art direction + design : Tomohiro Okazaki
NEW TRUST は「信頼」がテーマの企画雑誌です。 誌面の一連のアートディレクションとデザインを担当しています。 エストニアをはじめ様々な国での施策や、生物学的に捉えた信頼についてなど 現在において信頼とは何かを考察していく手がかりとなる情報を載せています。 Publisher : Atsushi Matsuki Fujitsu Producer : Masahisa Kogure Chains Editor : Yuto Miyamoto Chains Creative Director : Hironori Nakahara Chains Art Director : Tomohiro Okazaki Swimming Designer : Akari Ito Swimming Research Editor : Ryotaro Nakajima Fjitsu Design Supervisor : Noriko Koayashi . Atsushi Matsuki Fujitsu Technical Supervisor : Hiroshi Tsuda Fujitsu Laboratories Planning . Publishing : Fujitsu & Chains Printing : Sannichi Printing Main photo (Chimpanzee) : Ikue Takizawa Artwork (Chimpanzee) : Yasuyuki Wada Illustration : Haruna Kawai